読まれる企業メルマガの型(面白いと言われる6つの工夫と例)
作成:乾和志(書かないメルマガ) ・ 最終更新日:
読まれる企業メルマガは、売り込みよりも「この会社の人の話を聞きたい」と思わせる工夫をしています。代表的なのは、①仕事の裏側を見せる、②担当者の顔を出す、③失敗談を書く、④季節の話題とつなげる、⑤読者に参加してもらう、⑥数字で語る、の6つです。下の例文は、書き方を示すための架空の例です。自社の実際の話に置き換えて使ってください。
① 仕事の裏側を見せる
ふだん見えない作業や準備の様子は、それだけで読み物になります。(例:架空の工務店)
- 家1軒の床下に、何本の柱が入っているか知っていますか
今週は、お引き渡し前の床下点検に同行しました。 懐中電灯を持って床下にもぐり、〔本数〕本の柱を1本ずつ確かめます。 完成すると見えなくなる場所ほど、写真に残して施主様にお渡ししています。 ▶ 点検の写真はこちら:〔記事のURL〕
② 担当者の顔を出す
会社の名前より、人の名前のほうが覚えてもらえます。毎号、書き手の近況をひとこと添えます。(例:架空の税理士事務所)
- 〔担当者名〕です。今年も確定申告の準備を始めました
こんにちは、〔事務所名〕の〔担当者名〕です。 朝の通勤で、少しずつ日が短くなってきたのを感じます。 この時期になると、毎年「領収書の箱」を事務所の入り口に並べはじめます。 今回は、年末までにやっておくと申告が楽になる3つのことをお届けします。
③ 失敗談を書く
うまくいった話より、失敗とそこから直したことのほうが信頼につながります。(例:架空のパン屋)
- 新作パン、最初の試作は3回とも失敗しました
新作の〔商品名〕、実は最初の試作は3回とも膨らみませんでした。 原因は、冬の朝の室温。生地を休ませる時間を〔分〕長くして、ようやく形になりました。 明日〔日付〕から店頭に並びます。
④ 季節の話題とつなげる
季節の行事や天気の話から、自社の話題につなげると自然に読めます。(例:架空の美容室)
- 乾燥の季節、髪のパサつきが気になったら
朝晩の冷え込みとともに、空気が乾燥してきました。 この時期のご来店で多いのが「髪がまとまらない」というご相談です。 ご自宅でできるケアを3つ、スタッフの〔名前〕がまとめました。 ▶ 〔記事のURL〕
⑤ 読者に参加してもらう
質問を投げかけ、返信を次の号で紹介すると、メルマガが会話になります。(例:架空の雑貨店)
- みなさんの「冬の定番」を教えてください
前回の号でお聞きした「おすすめのマグカップ」、たくさんの返信をありがとうございました。 いちばん多かったのは〔回答〕でした。 今回のお題は「冬に手放せないもの」。このメールに返信して教えてください。次の号でご紹介します。
⑥ 数字で語る
具体的な数字は、それだけで目を引きます。社内で数えた数字を使い、根拠のない数字は書きません。(例:架空の印刷会社)
- 今年いちばん多かったご注文は「〔商品〕」でした
今年1年で、〔数〕件のご注文をいただきました。ありがとうございます。 いちばん多かったのは〔商品〕、2番目は〔商品〕でした。 来年は、〔予定〕に取り組みます。
面白くするための3つのコツ
- 売り込みは全体の2割まで:役に立つ話や読み物を中心にし、お知らせや案内はその後ろに置きます。
- 毎号1つだけ「人」の話を入れる:担当者の近況、お客様とのやりとり、社内の小さな出来事などです。
- ネタは記録しておく:日々の仕事で「これは話せる」と思ったことを、その場でメモしておくとネタ切れしません。
ネタに困ったときは
月ごと・業種ごとの話題は「メルマガのネタ帳」にまとめています。業種と月を選ぶとネタの候補を出す AI の無料ツールもあります。
フッターに必ず入れること
広告・宣伝を目的とするメールマガジンには、送信者の氏名または名称、住所、配信停止(受信拒否)の連絡先、苦情・問い合わせの受付先を表示する決まりがあります(特定電子メール法 第4条・同法施行規則 第9条)。お知らせが中心の号でも、商品やサービスの案内を含むなら対象と考えておくのが安全です。
例文の末尾にある署名欄は、その4点を入れた形です。毎号手で書くと抜けが出やすいので、フッター作成ツールで一度作り、使い回すと確実です。
よくある質問
企業のメルマガで、面白さとまじめさはどちらを優先すべきですか?
まず正確さとまじめさが土台です。そのうえで、担当者の顔や裏側の話を少し添えると、読み物として読まれやすくなります。お知らせや法律で必要な表示は、面白さより優先してください。
失敗談を書いても信用は下がりませんか?
失敗そのものより、そこからどう直したかを書けば、むしろ信頼につながりやすくなります。お客様に迷惑がかかった件や、個人が特定される話は書かないようにします。
読者に参加してもらうには、どうすればよいですか?
答えやすい質問を1つだけ投げかけ、「このメールに返信してください」と書きます。返信を次の号で紹介する(名前を出すときは本人の了承を取る)と、参加する人が増えていきます。
書かないメルマガで作る場合
自社サイトの記事を材料に下書きを作るので、「裏側」や「季節の話題」の記事をサイトに書いておけば、それがそのままメルマガになります。
- 会社のお知らせ・ブログの一覧ページか RSS を1時間ごとに読み込み、新しい記事を取り込みます(1回あたり最大10件)。
- まだ使っていない新しい記事から最大6本を選んで下書きを作ります。書くのは記事にある事実だけで、各項目の下に元記事へのリンクを付けます。
- あなたが承認するまで送信されません。
- 発行者の表示と配信停止リンクは自動で入ります。配信停止はワンクリックで、不達や迷惑メール報告のあったアドレスには自動で送らなくなります。
- トップページにサイトのURLを貼ると、登録なしで1分ほどでサンプル号を確認できます。無料プランは読者300人・毎月4回まで配信できます。
メルマガの例文・テンプレート集
- お客様へのお知らせ 例文集(メール・メルマガでそのまま使える16種)
- 新商品・新サービスのお知らせメルマガ 例文とテンプレート
- セミナー・イベント案内メルマガ 例文とテンプレート
- 休業・年末年始・夏季休業のお知らせメルマガ 例文
- 年末年始の休業のお知らせ メール例文(業種別・コピペ可)
- 値上げ・価格改定のお知らせ 例文(お客様向け・取引先向けのお願い文)
- 導入事例・お客様の声を紹介するメルマガ 例文
- 創刊号(はじめてのメルマガ)の例文とテンプレート
- メルマガの文章テンプレート(そのまま使える6つの型)
- 月次のお知らせまとめ号 メルマガ例文とテンプレート
- 訂正・お詫びのメルマガ 例文とテンプレート
- 営業時間変更のお知らせ 例文(メール・店頭掲示・取引先向け)
- 移転のお知らせ 例文(事務所・店舗・サロン、取引先向けの書面)
- 寒中見舞いメール 例文(取引先・お客様向け/時期・喪中・年賀状のお返し)
出典
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