メルマガの始め方・作り方|準備から初回配信までの8つの手順
作成:乾和志(書かないメルマガ)
最終更新:2026年10月30日
メルマガは、①目的と読者を決める、②配信サービスを選ぶ、③登録フォームと同意の記録を用意する、④法律で決まった表示を入れる、⑤送信ドメインの認証を設定する、⑥ネタと頻度を決める、⑦初回を送る、⑧結果を見て直す、の8つの手順で始められます。無料プランのある配信サービスを使えば、費用をかけずに始めることもできます。このページでは、それぞれの手順でやることと、1号ずつの書き方のコツを、小さな会社やお店の方向けに順に説明します。
手順1:目的と読者を決める
最初に「誰に、何を届けて、どうなってほしいか」を一文で書きます。たとえば「来店したことのあるお客様に、新メニューと季節のお知らせを届けて、また来てもらう」のようにです。
目的が決まると、送る内容と頻度、登録してもらう場所が自然に決まります。売り込みだけのメールは読まれにくいので、お知らせや役立つ情報を中心にするのが続けるコツです。
手順2:配信サービスを選ぶ
一斉に送るには、メールソフトではなく配信サービスを使います。配信停止の受け付けや、届かなかったアドレスの管理を自動でしてくれるからです。
選ぶときは、費用(無料プランの有無と上限)、送れる数、毎号を作る手間、法令表示と同意の記録、独自ドメインからの送信、サポートを比べます。主なサービスの無料枠と料金は「メルマガ配信サービスの選び方と比較」にまとめています。
手順3:登録フォームと同意の記録を用意する
- 登録の入り口を用意する:サイトの登録フォーム、店頭の申込用紙、問い合わせフォームのチェック欄など。
- 何が届くかを書く:「新商品とお知らせを月2回お届けします」のように、内容と頻度を伝えます。
- 同意の記録を残す:いつ、どこで、何に同意したかを記録します。配信サービスに記録の機能があると安心です。
- 必要なら確認メールを送る:入力されたアドレスに確認メールを送り、本人がリンクを押してから登録を確定する方式(ダブルオプトイン)にすると、打ち間違いやなりすましを防げます。
手順4:法律で決まった表示を入れる
広告・宣伝を目的とするメルマガには、特定電子メール法で、送信者の名称、住所、配信停止の方法、苦情や問い合わせの受付先などを表示することが決められています。原則として、同意を得た人にだけ送ります。
自分のメルマガに必要な表示がそろっているかは、無料の「メルマガ表示義務チェッカー」で確かめられます。フッターの文面は「フッター作成ツール」、登録フォームの同意文は「同意文の作成ツール」で作れます。
手順5:送信ドメインの認証(SPF・DKIM・DMARC)を設定する
自社のドメイン(例:info@自社ドメイン)から送る場合は、SPF・DKIM・DMARC を設定します。設定がないと、Gmail や Yahoo!メールで迷惑メールに入りやすくなります。
設定はドメインを管理しているサービスの画面で行い、値は配信サービスが案内します。設定できているかは、無料の「送信ドメイン認証チェッカー」でドメインを入れると確かめられます。
手順6:ネタと頻度を決める
- 頻度は月1〜2回から始めると続けやすくなります。決めた頻度は、登録のときに伝えた内容と合わせます。
- ネタは「お知らせ」「役立つ情報」「お客様の声や事例」「季節の話題」の4つを回すと、毎回悩まずにすみます。
- 自社サイトのお知らせやブログがあれば、それを短くまとめて届けるのがいちばん手軽です。
- 月ごと・業種ごとの例は「メルマガのネタ帳」に、AI でネタの候補を出す無料ツールもあります。
手順7:初回を書いて送る(メルマガの書き方)
- 件名は、スマホで最初に見える20字前後に、いちばん伝えたいことを入れます。
- 初回は自己紹介と、これから何を届けるかを短く書きます。
- 本文は「あいさつ → いちばん伝えたいこと → 記事やお知らせの紹介 → 結び」の順に書くと迷いません。1号のテーマは1つにしぼり、リンクの前には押すと何がわかるかを書きます。
- 送る前に、自分宛てにテスト送信して、リンク・画像・表示・配信停止のリンクを確かめます。
- 最初は少人数から送り、届かないアドレスや迷惑メール扱いがないかを見ます。
手順8:結果を見て直す
配信サービスで、開封、クリック、配信停止の数を見ます。開封率は端末の仕組みで実際より高く出ることがあるので、クリックや返信、問い合わせを重く見るのがおすすめです。
他社の平均と比べるより、自社の前回と比べて、件名や送る曜日・時間を少しずつ変えていきます。
始める前のチェックリスト
- 目的と読者を一文で書けた
- 配信サービスを決め、無料プランの上限を確かめた
- 登録フォームに、届く内容と頻度を書いた
- 同意の記録が残るようにした
- フッターに送信者名・住所・配信停止の方法・問い合わせ先を入れた
- 送信ドメインの SPF・DKIM・DMARC を設定した
- 最初の3回分のネタを決めた
- 自分宛てにテスト送信した
よくある質問
メルマガを始める費用はどのくらいですか?
主な費用は配信サービスの利用料です。読者が数百人までなら、無料プランで始められるサービスもあります。有料プランは、登録アドレス数(読者数)によって月額が変わるのが一般的です。
メルマガは無料で始められますか?
始められます。無料プランのある配信サービスを使えば、読者数の上限の範囲内で費用をかけずに配信できます。上限はサービスごとに違うので、比較表で確かめてください。
読者が何人いたら始めるべきですか?
決まりはありません。数十人からでも始められます。読者は少しずつ増えるものなので、まず今のお客様や取引先のうち、同意をもらえた人から始めるのが現実的です。
メルマガの作り方は、メールソフトでもできますか?
少人数ならできますが、おすすめしません。一斉に送ると宛先が見えてしまう事故が起きやすく、配信停止の受け付けや届かないアドレスの管理も手作業になります。配信サービスを使えば、こうした作業を自動でしてくれます。
メルマガの書き方の基本の型はありますか?
「あいさつ → 本題(いちばん伝えたいこと)→ 記事やお知らせの紹介 → 結びと問い合わせ先」が基本です。型ごとの文章の例は「メルマガの文章テンプレート」にまとめています。
どのくらいの頻度で送ればよいですか?
小さな会社なら月1〜2回から始めると続けやすくなります。大切なのは、登録のときに伝えた頻度を守ることと、途中で止めないことです。
書く時間がないなら:書かないメルマガで始める
メルマガでいちばん続かないのは、毎号を書く手順です。書かないメルマガは、自社サイトのお知らせやブログから AI が号の下書きを作り、担当者は読んで承認するだけです。
- 法律で必要な表示と配信停止のリンクは毎号自動で入り、同意の記録も残ります。
- 無料プランは購読者300人・毎月4回まで。トップページにサイトの URL を貼ると、登録なしでサンプル号を確認できます。
出典
この解説は一般的な情報で、法的助言ではありません。法令や金額は改正されることがあるため、出典を確認し、個別の判断は専門家にご相談ください。