旅館・ホテルのメルマガ:リピーターにまた来てもらうネタと続け方
作成:乾和志(書かないメルマガ) ・ 最終更新日:
旅館やホテルにとって、メルマガは一度泊まったお客様に「また行きたい」と思い出してもらうための手段です。季節の景色や料理、宿泊プランの案内など、伝えることはサイトにすでにあることが多いはずです。このページでは、続けやすいネタと時期の選び方、宿泊施設ならではの注意点をまとめます。
旅館・ホテルのメルマガが止まりやすい理由
チェックインからチェックアウトまで現場の仕事が続き、文章を書く時間が取れません。予約サイトの管理や SNS の更新で手一杯になることもあります。
公式サイトのお知らせ、ブログ、プランのページに載せた情報をまとめて届けると考えれば、新しく書く量を減らせます。メルマガから公式サイトのプランのページへ案内すれば、公式サイトから予約してもらうきっかけにもなります。
サイトにすでにあるメルマガのネタ
- 季節の見どころ(桜・新緑・紅葉・雪景色など)と、周辺の過ごし方
- 季節の料理・旬の食材・地元の生産者の紹介
- 新しい宿泊プラン・記念日プラン・日帰りプラン
- 周辺の祭りやイベントの日程
- ゴールデンウィーク・お盆・年末年始の予約受付の開始
- 改装・休館日・館内設備の変更のお知らせ
- 女将やスタッフの紹介、館内の様子
送る時期と1号の組み立て方
月1回程度が目安です。紅葉や年末年始など予約が早く埋まる時期は、予約が動き始める前に案内すると役に立ちます。
1号には、季節の話題を1つ、プランやイベントの案内を1〜2件、予約受付や営業のお知らせを入れる形が基本です。写真や料金の詳細は公式サイトに任せ、メールでは要点とリンクを示します。
宿泊者のメールアドレスの扱い
旅館業法第6条は、宿泊者の氏名・住所・連絡先などを記載した宿泊者名簿を備えることを営業者に求めています。名簿に書かれた連絡先をメルマガに使うときは、個人情報保護法に沿って、利用目的にお知らせの配信を含めて特定し、本人に通知するか公表しておきます(第17条・第21条)。
予約サイト経由の予約で届くお客様の情報の扱いは、各予約サイトの規約で決まっています。メルマガに使ってよいかは、規約を確認してから判断します。
特定電子メール法では「取引関係にある者」は同意の例外ですが、総務省・消費者庁のガイドラインは、一度の購入だけでは必ずしも継続的な関係とは言えないとしています。一度泊まっただけのお客様には、予約時やチェックイン時に、メルマガを受け取るかを確認しておくのが安全です。
料金やプランを載せるときの注意
「通常料金より○円お得」「期間限定」のように書くときは、比べている料金や期間が実際のものと合っているかを確かめます。景品表示法は、品質を実際より著しく良く見せる表示や、価格などの取引条件を実際より著しく有利に見せる表示を禁じています(第5条)。
料金や空室は変わりやすいので、メールには「○月○日時点」と書き添え、最新の内容は公式サイトで確認してもらう形にします。
送る前に確認したい法律のルール
広告・宣伝を目的とするメールは、特定電子メール法により、原則として事前に受信者の同意が必要です。名刺交換で受け取ったアドレスや、取引関係のある相手など、法律で定められた例外もあります。
メールには、送信者の氏名または名称、住所、配信停止を受け付けるURLやメールアドレスとその旨、苦情・問い合わせ先を表示する必要があります(第4条・施行規則第9条)。フッターの文面はフッター作成ツールで確認できます。
よくある質問
旅館のメルマガはどのくらいの頻度で送ればよいですか?
月1回程度が目安です。紅葉や年末年始など、予約が早く埋まる時期の前に号を出すと、案内が役に立ちます。
宿泊したお客様には、同意なしでメルマガを送ってもよいですか?
特定電子メール法では取引関係にある相手は例外になりますが、ガイドラインは一度の購入だけでは必ずしも継続的な関係とは言えないとしています。予約時やチェックイン時に、メルマガを受け取るかを確認しておくのが安全です。
予約サイト経由のお客様にもメルマガを送れますか?
予約サイトから届くお客様の情報の扱いは、各予約サイトの規約で決まっています。規約を確認し、使えない場合は、宿泊時にメルマガの登録をご案内する方法があります。
書かないメルマガでできること
書かないメルマガは、御社サイトのお知らせ・ブログの一覧ページか RSS を1時間ごとに読み、新しい記事を最大10件まで取り込みます。まだ使っていない新しい記事から最大6件を選び、メルマガの下書きを作ります。
下書きには記事に書かれている事実だけを使い、各段落の下に元記事へのリンクを付けます。あなたが承認するまで、何も送信されません。
送信者の表示と配信停止リンクは自動で入ります。ワンクリックでの配信停止、不達や苦情のあったアドレスの自動停止にも対応しています。読者ごとに、登録の根拠(本人の同意・名刺交換・取引関係・公表アドレス)を記録できます。
トップページにサイトの URL を貼るだけで、登録なしで約1分でサンプル号を確認できます。無料プランは読者300人・毎月4回まで配信できます。
業種別:メルマガの始め方とネタ
出典
- 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(e-Gov法令検索)
- 総務省・消費者庁「特定電子メールの送信等に関するガイドライン」(PDF)
- 旅館業法(e-Gov法令検索)
- 個人情報の保護に関する法律(e-Gov法令検索)
- 不当景品類及び不当表示防止法(e-Gov法令検索)
- 消費者庁「景品表示法」
このページは一般的な情報で、法的助言ではありません。