DKIMとは?メールに電子署名をつける仕組みをわかりやすく
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、送信するドメインがメールに電子署名をつけ、「このメールは当ドメインが責任を持って送った」と示す仕組みです。受信側は DNS に公開された公開鍵で署名を確かめます。
仕組み
送信サーバーは、メールのヘッダーと本文から署名を作り、「DKIM-Signature」というヘッダーに入れて送ります。署名には、署名したドメイン(d=)とセレクタ(s=)が書かれています。
受信サーバーは「セレクタ._domainkey.ドメイン」という名前で DNS を引き、公開鍵を取り出して署名を検証します。途中で内容が書き換えられていれば、検証に失敗します。
差出人(From)ヘッダーは必ず署名の対象に含めることになっています。ただし DKIM 自体は、署名したドメインと From のドメインが一致することまでは求めていません。一致しているかを見るのは DMARC の役割です。
なぜメルマガに関係するか
Google は、すべての送信者に SPF または DKIM を、1日 5,000 件を超えて Gmail に送る送信者には両方を求めています。個人の Gmail アカウントに送る場合、DKIM の鍵は 1024 ビット以上が必要です。
ワンクリック登録解除の仕様(RFC 8058)でも、登録解除用のヘッダーを含めた DKIM 署名が前提になっています。
確認の方法
- 受け取ったメールの「メッセージのソース(原文)」を開き、Authentication-Results に dkim=pass とあるかを見ます。
- DKIM-Signature の d= が、自社ドメイン(または From と同じ組織のドメイン)になっているかを確認します。
- DNS にセレクタの公開鍵が登録されているかは、ドメイン認証チェッカーでも確認できます。
書かないメルマガでは
書かないメルマガは、サービス自身のドメインから送信し、DKIM 署名をつけて送ります。SPF と DMARC のレコードも設定済みです。
配信号は、会社のウェブサイトの記事をもとに AI が下書きします。承認するまで1通も送信されません。
メルマガ用語集
出典
- RFC 6376: DomainKeys Identified Mail (DKIM) Signatures
- RFC 8058: Signaling One-Click Functionality for List Email Headers
- Google「メール送信者のガイドライン」
このページは一般的な情報で、法的助言ではありません。