「メルマガを始めたいけれど、いくらかかるのか分からない」という相談はよくあります。メルマガの費用は、大きく分けて次の3つです。
- 配信サービスの料金(毎月かかる)
- 制作の費用(外注する場合)
- 担当者の時間(社内で書く場合)
見落とされやすいのは3つ目です。この記事では、3つの費用の考え方と、小さな会社が無理なく続けるための方法を整理します。
1. 配信サービスの料金
メルマガは、普通のメールソフトの「一斉送信(BCC)」ではなく、配信サービスを使って送るのが基本です。配信停止の受付、届かなかった宛先の処理、特定電子メール法で決まった表示などを、サービスがまとめて引き受けてくれるからです。
料金は、多くのサービスで登録アドレス数(読者数)によって月額が変わる仕組みです。初期費用があるかどうかも、サービスごとに違います。
| サービス | 無料で使える範囲 | 有料の料金(公式サイトの表示) |
|---|---|---|
| Mailchimp | 連絡先250件・月500通まで | Essentials 月1,300円〜、Standard 月1,900円〜 |
| WiLL Mail | 無料プランなし(無料トライアルあり) | シンプルプラン 月額4,000円〜(税別)・初期費用なし |
| 配配メール | 無料プランなし(無料トライアルあり) | 登録アドレス数で変わり、料金は問い合わせ |
| まぐまぐ!(発行スタンド) | 発行は0円(審査あり・無料メルマガには広告が入る) | 有料メルマガは購読料の50%が発行者の取り分 |
| 書かないメルマガ | 購読者300人・毎月4回まで(期限なし) | Pro 月額3,900円で購読者5,000人・毎月30回まで |
※料金は2026年11月時点の各社の公式サイトの表示です。最新の料金は各社のページで確かめてください。詳しい比べ方はメルマガ配信サービスの比較にまとめています。
読者が数百人のうちは、無料の範囲で始められるサービスが多くあります。配信サービスの料金だけを見れば、メルマガは「月0円〜数千円」で始められます。
2. 制作の費用(外注する場合)
メルマガの原稿やデザインを外部に頼む場合は、1号ごと、または月ごとに制作費がかかります。金額は依頼する範囲(原稿だけか、HTMLのデザインまでか、配信作業まで任せるか)で大きく変わるので、見積もりを取るときは次の点をそろえて比べるのがおすすめです。
- 1号あたりの文字数と、写真・画像の数
- 原稿の材料(新商品の情報など)を誰が用意するか
- 修正は何回までか
- 配信作業や、開封率などの結果の報告まで含むか
外注すると書く手間はなくなりますが、材料を集めて伝える手間と、内容を確認する手間は社内に残ります。
3. 担当者の時間(社内で書く場合)
社内で書く場合、お金は出ていきませんが、担当者の時間がかかります。
たとえば、1号を書くのに、ネタ探し・下書き・見直しで3時間かかるとします。月に2回出すと、月6時間です。担当者の時間を1時間あたり2,500円で考えると、月15,000円ぶんの時間を使っている計算になります(時間や単価は会社によって違うので、自社の数字に置き換えてください)。
メルマガが続かない一番の理由は、この「毎回だれかが書かなければならない」負担です。配信サービスの料金が安くても、書く時間が取れずに止まってしまえば、それまでの手間も無駄になってしまいます。
費用を抑えて続けるための3つの考え方
読者が少ないうちは無料の範囲で始める
最初から有料のプランを選ぶ必要はありません。読者が数百人のうちは無料の範囲で始め、読者が増えてから有料に切り替えれば十分です。
「書く材料」を新しく作らない
自社サイトのお知らせやブログ、新商品の案内など、すでに書いてある情報をメルマガの材料にすると、ネタ探しの時間がかかりません。毎回ゼロから書くより、ずっと楽に続けられます。
配信の回数は「続けられる回数」で決める
月4回出そうとして止まるより、月1回でも続くほうが読者との関係は保てます。まずは月1〜2回から始めて、慣れてきたら増やしましょう。
まとめ
- メルマガの費用は「配信サービスの料金」「制作の費用」「担当者の時間」の3つ
- 配信サービスは、読者が少ないうちは無料の範囲で始められるものが多い
- 一番大きいのは、目に見えにくい「担当者の時間」。すでにある記事を材料にすると減らせる
書かないメルマガは、自社サイトのお知らせやブログをAIが読み、メルマガの下書きを作るサービスです。担当者は内容を確かめて承認するだけで配信できます。購読者300人・毎月4回までは無料で、クレジットカードの登録もいりません。はじめての方はメルマガの始め方もあわせてご覧ください。