DMARC レポートの読み解きツール:届いた XML を読み込んで、送信元ごとの合否とやることを表示

DMARC を設定すると、毎日のように XML のレポートがメールで届きます。そのファイルをここに入れると、どのサービスから何通送られ、DMARC に合格したか、失格ならどこを直せばよいかを一覧にします。読み込みはこのブラウザの中だけで行い、ファイルはどこにも送りません。

ファイルはこのブラウザの中だけで読み込みます。どこにも送信・保存しません。

使い方

  • DMARC レコードの rua= に書いたアドレスに届いたメールから、添付ファイル(.zip・.gz・.xml)を保存します。Google は .zip、多くの受信サービスは .gz で送ってきます。
  • 保存したファイルを上の枠にドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選ぶ」で選びます。展開しなくてもそのまま読めて、何通分でもまとめて読み込めます(合計20MBまで)。
  • まずは「サンプルのレポートで試す」で、どう表示されるかを見ることもできます。

DMARC レポートとは

DMARC は、あなたのドメインを差出人にしたメールが本当にあなたの送ったものかを、受信側が SPF と DKIM で確かめるしくみです。DNS の DMARC レコードに rua=mailto:… を書いておくと、Gmail や Yahoo などの受信サービスが「あなたのドメインのメールを、どの IP から何通受け取り、認証の結果がどうだったか」を集計して、ふつう1日1回送ってくれます。これが集計レポート(RUA)で、形式は RFC 7489 で決まった XML です。

レポートには、自分で使っている送信サービスのほか、あなたのドメインをかたって送られたメール(なりすまし)も出てきます。合格していない正規の送信元を直してから方針を強めると、なりすましだけを止められます。

結果の見方

  • DMARC 合格:SPF か DKIM のどちらかが合格し、しかもそのドメインが差出人(From)のドメインとそろっていれば合格です。
  • SPF 一致:送信元の IP が、あなたのドメインの SPF レコードで許可されていて、エンベロープ送信者のドメインが差出人とそろっている割合です。
  • DKIM 一致:あなたのドメイン(またはそのサブドメイン)の名前で DKIM 署名され、検証に合格した割合です。
  • 送信元:DKIM の署名ドメイン、各社が SPF で公開している送信用の IP 範囲、SPF のドメインから判別します。さくらインターネットのように送信用の範囲を公開していない事業者は、ネットワークの範囲から「推定」と表示します。
  • Amazon SES・SendGrid・Mailchimp などの配信サービスは、エンベロープ送信者がサービス側のドメインになるため SPF はそろわないのが普通です。DKIM があなたのドメインでそろっていれば問題ありません。

よくある失格の原因と直し方

  • SPF に入れ忘れ:使っているサービスの値(Google Workspace なら include:_spf.google.com、エックスサーバーなら include:spf.sender.xserver.jp など)を、SPF レコードに足します。SPF レコードは1つのドメインに1つだけにまとめてください。
  • DKIM が未設定:サービスの管理画面で、あなたのドメインの DKIM 署名をオンにし、表示された公開鍵を DNS に登録します。
  • DKIM がサービスのドメインで署名されている:配信サービスの「独自ドメインの認証」を設定すると、あなたのドメインで署名されるようになります。
  • 転送・メーリングリスト:転送されると SPF は失敗しやすく、件名や本文が書き換えられると DKIM も失敗します。少しの失格はよくあることです。
  • 心当たりのない送信元:あなたのドメインをかたったなりすましの可能性があります。正規の送信元がすべて合格してから、方針を p=quarantine、p=reject と強めていくと、受信箱に届かなくなります。

ファイルの中身について

集計レポートには、送信元の IP アドレスと通数、認証の結果が入っていて、メールの本文や宛先は入っていません。このツールはファイルをブラウザの中だけで展開・解析し、サーバーには送りません。ページを閉じると結果も消えます。

メルマガは DKIM で合格させて送る

書かないメルマガは Amazon SES で配信します。独自ドメインで送る設定をすると、DKIM があなたのドメインで署名されるので、DMARC に DKIM で合格します。設定に必要な DNS レコードは画面に表示されます。

出典

送信元の判別は、公開されている IP 範囲やドメインからの推定で、正確でない場合があります。方針を変えるときは、DNS の設定内容と各サービスの案内もあわせて確認してください。